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    コンチェ的テキスト1(こんなハズじゃなかった)

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      夕方であった。

      何がといわれてもどう答えればいいか。とにかく起きたらすでに夕方であったのだ。
      最近の生活リズムはすこぶる崩れているなぁと思う。
      夜に寝れずに朝寝ては油断するとこの時間に起きている。妹が学校に行っている日はだいたい誰もいなかったりする。んー困った。

      大きくのびをする。先日買ったお気に入りのリラックマの着ぐるみはパジャマに最適でなのだ。
      水を飲みに台所へ向かうと奥のリビングからテレビの音が聞こえた誰かいるのだろうか、それとも消し忘れか。とりあえず冷蔵庫から取り出したペットの水をコップに注ぎコップ片手にリビングに向かってそして私は固まった。

      おっさんがいた。リビングのソファーで時代劇のテレビなんぞを見ているなんと形容すればいいだろうハット型の帽子を被り西洋の軍服っぽいのを着た。なによりでかい剣を片わきに携えた、総白髪のヒゲ親父。それはそう、まるで。

      「アーメイだ…」

      小さく声が漏れたのは無意識であった。が、剣を握りしめ勢いよく「彼」は振り返った。

      「貴様!何者だっ!」

      こっちの台詞だーーーーー!!!!

      声にならない悲鳴である。なんだこれはゲームのしすぎで夢にまでゲームのキャラがでてきたのか?
      彼がもしアーメイであるとしたら彼は現実にいるはずのない私が最近ハマりこんでよくやっているゲームのキャラのひとりなのだ。
      そして彼はさらに言葉を続けた。

      「勇者候補生か!?」

      アーメイだ!もう間違いなくアーメイであった。ゲームの中の台詞そのまんまにもほどがあるほどアーメイであった。とりあえずほっぺをつねってみる、痛い。痛いけど夢に違いにない。
      むしろ夢ならこんな夢を見ている私が痛い。
      そんなことよりもし、もし、ゲームのままの展開だとしたらこの後にまっているのは…

      「力を見せて貰うぞ!かかってこい!」

      やっぱりーー!

      かかってこいといいながらソファーを乗り越えるアーメイ。全力で逃げる私。
      だって剣もってるし、でっかい剣もってるしっ。
      一方私は右手にコップ、左手にペットボトル、背中にリラックマ、心に花束だもの。
      ゲームが現実になるとこんなに怖いだなんて!

      一瞬洗い場のわきにおいてある包丁が目に付いたが応戦なんてムリムリ、相手でっかい剣だし、万が一あっちに刺さっても嫌だし。もう剣士やめた、ゲームの中で作った剣士はみんな格闘家か魔法使いにする。

      必死で逃げる最中の脳の回転は異常にいいように思えたそして家から飛び出そうとした刹那思いとどまる。

      私リラックマだーーー!!!

      こんなことならジャージで寝ておけばよかった。リラックマのまんま外を走り回るイメージが駆けめぐるいや、でも命に関わることだし、どうしたら、どうしたら、どうしたら!

      「いくぞおーーー!!」

      「うるさーーい!!」

      思わず振り回した拳に人生に体感したことのない衝撃が肩まで走る。
      そして膝から崩れて前のめりに倒れるアーメイ。
      ゲームのまま言うならばクリティカルヒットのパンチがカウンターでアーメイの顔面に直撃したわけで、人生でふざけて叩いたことはあるが渾身のパンチをひとにふるったのは初めてであった。

      「だ、大丈夫ですか!?」

      自分でやっておいてなんだけれど心配になるほどの顛末である。
      警察呼んだ方がいいのだろうか、それとも救急車?どっからきたかわからないけど現実世界の公安で大丈夫だよね?

      「はっはははははー!」

      と、思ってたところにがばっとものっそい笑いながら起きあがるおっさん。

      「さすがは勇者候補生といったところ、これぐらいやってもらわないと困るわ!」

      いたってご機嫌のご様子だが鼻血が濁流のように出ていて見ているこっちは気が気でない。

      「あの…鼻血…その…」

      「んむんむ、問題ない。ヒール!」

      勇気を出して声をかけるがなんか唱えてキラキラ光った。あと治った。ナニコレ。すっごい怖い。

      「名はなんという!」

      至極元気だった。

      「み、美佳ですが…あの…」

      「なるほどなるほど今、この世界は大厄災という危機に見回れている」

      「はぁ…」

      こっちの話は全然聞いてないで話は進められる。強引な肉食系男子は嫌いではないがコレはまさに「別次元」な強引さである。そして確かにゲームの中でそんなことにはなっていたがこっちの世界は至って平和だ。

      「そこで勇者候補貴様はこれからこの先にある回廊を昇り王の元にいくのだ」

      どの先!?家出てもお隣の加藤さんとコンビニぐらいしかないしっ。

      しかし、そう思ったアーメイの指差す先。いわゆる我が家の玄関が開き開いた先には見慣れたご近所風景ではなく、もうひとつの見慣れたゲームの世界の階段が上に向かって螺旋を描いていたのであった。

      「ぇぇー…」

      はやく…、夢なら覚めて…

      つづく。かも。

      天寺英太郎 * コンチェテキスト * 03:56 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

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        コメント

        人妻画伯>
        僕らの乙女ちゃんはそんな感じよナ。

        先生の作品も期待しているのですっ

        乙女ちゃん>
        ちょくちょくお昼寝なイメージがあるのですヨ。

        格闘家用の武器が出るらしいからそれも吉


        つ、続き書いたヨっ(返信忘れてたわけじゃないんだからねっ
        Comment by みつば @ 2010/01/14 3:30 AM
        よしっ ベルカを格闘家に転職させようw

        自分はこんなイメージなのですな…。
        …夕方に起きることなど滅多にないのデス。日記に書いた1回だけで、他はちゃんと朝に起きてるのデス。

        続きっ、つーづきが読みたいなぁ(にこにこ
        Comment by 脱・乙女を目指してる人 @ 2010/01/13 8:43 PM
        母上がきてたたき起こされましたー…。

        やはり特徴がよく出てて面白いのですっ!

        つづきっ、つーづーきー!(ウザイ

        早く読みたいのですっ
        Comment by LIB @ 2010/01/13 12:53 PM
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