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    コンチェ的テキスト2(こんなハズじゃなかった

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      ゲームでは、ひと個人様が魔法だかなんだかで召喚されてちっさい小部屋からスタートなのだが…どうやらストーリーに習って考えると家ごと召喚されたということか…め、迷惑な話だ。
      帰ったら家ごとなくなってるのをみて我が家の家族は大丈夫だろうか?

      人ごとのようにぼんやりとキリの見えない螺旋階段を眺めながら考えているとゴツイ手がいきなり肩に添えられた。

      「おぉうっ」

      思いっきりびくっとなったがゴツイ手の主、アーメイはまったく気にしてないご様子。

      「ワシとしたことが忘れておったわ」

      ワシ…漫画以外でその一人称聞いたことないよ。

      「上に行くにあたって魔物も道中現れるのにそのままの格好ではつらかろう、武器が色々あるが何がいい?」

      と、アーメイのマントからわらわらと色々な武器が出てくる。剣、槍、斧、ナイフ…はとりあえず血が出そうだから却下。弓…も抜いて…杖orブーメラン。かぁ…

      って、

      「…魔、物?」

      そういえばそんなゲームだった。時代はようわからんけど雰囲気中世な剣と魔法のファンタジーなオンラインゲームである。魔物も石を投げれば当たるぐらいはいた。

      「そうだ!しかしここに出るような魔物に倒されているようではこの先戦い抜いていくことはできないぞ!」

      この先って、戦い抜かないですしっ

      「あ、あの。一応お聞きしたいんですが、元の世界に帰る方法って…」

      「うむ。ワシは知らぬ」

      そんな自信満々に言われましても…。

      「しかし、王ならあるいは知ってるかもしれぬな」

      ああ、嫌な展開になって参りました。

      「そうですかぁ…じゃあ、杖で…」

      「杖か、なかなか良い選択だ。ついでにこれを読んでおくがいい」

      と、これでもかっ というぐらい木製な魔法使いっぽい杖とリュックとちょっと古ぼけた本を渡される。

      「では、健闘を祈る」

      と敬礼され、釣られて敬礼をするも気は重い。
      狭い螺旋階段は次第に横幅を広げ大きな螺旋を描く。壁にはゲームで見たソレをよりリアルにというか実物にした模様やこの世界をかたどったであろう絵が刻まれている。

      ゲームではここらへんでトカマクという女の子がいて助けてくれるハズなのだけれど…
      いない、どこを見てもいないおそるおそる辺りをうかがうもまったくもって誰もいない。
      現実はいつも辛く厳しいのです。とぼとぼと昇り続けたそんな折にであった。ズシーンという重低音を響かせ目の前に石が降ってきた。

      それも赤く燃える様な石。その石の塊は己の意志を持つかのようあろうことか人型を形成し立ち上がった。ボルケノゴーレムだあああああ!

      ゲーム序盤に出てくる堅くて大きく序盤出てくる分にはめんどくさめで大して強くはないやつであるが、でっかい。私の倍、いや3倍近くある。
      そんなでかいゴーレムが手を振り上げているわけで、これは死ねる。

      再び全力疾走で上ってきた階段を下りる下りる息が切れたあたりで振り返るともう追ってきてはいない。よかった…。追ってきてはいないがこんな怖いところひとりで昇れるわけがない。
      どうしよう。そういえば何かリュックと本を渡されていなぁ。

      おそるおそる中を覗くと青い液体の入った小瓶と丈夫そうな服が出てきた。
      これは俗に言うポーション的な回復薬なのだろうがおよそ健康によさそうな色ではない。青て。
      思えばリラックマにスニーカーという風情でこんなところを歩くのもなんだ。
      だからといってこんな場所でどんな格好していいかはわからないがまあ、もらったものだし、こっちの世界ではこの服で間違いない…はず。

      柔らかめの皮でできたジャケットとパンツにわりと動きやすいブーツ。ふむふむ、軍服…か?
      思いの外動きやすい。さて本のほうだが…違う世界で文字が果たして同じなのだろうか。
      まあアーメイとは普通に会話できたのだからきっと大丈夫だとは思うが…

      しかし表紙の時点でよくわからない字が書いてある。いや、ほら中と外が一緒とは限らないじゃない。
      タイトル英語で内容日本語なんて普通でしょ。せーの・・・・・・。

      絵本だった。

      そんな厚くもない本をぺらぺらめくると杖をこうクルクル回している絵が描いてある。
      クルクルというか右から左、左から下、下から右みたいな順序が一ページ一ページにご丁寧に書かれている。
      そして最後のページに何か書かれていた!

      よ、読めない!なんか大事そうなところが全然読めないよ!
      指でなぞっても…あれ?

      なんか頭に入った…ような気がした。

      ズシーンと上方で聞こえる。驚いて顔をあげると遅いだけでがんばっておっかけてきていた。
      まったくもっていらないがんばりなわけでっ
      全力で逃げようとした矢先にこけた、思いっきりこけて転がったものの幸い上手く転がってあんまり痛くはない。がとっさにとった行動は自分でも意外なさっきの本の絵の通りに杖を振っていた。

      わかる…気がしたんだ!

      足下がぼんやりと光り、杖に光りが収束していく。こわっ、こわいけどすごい!ビバファンタジー!
      ボルケノゴーレムが近寄ってさっきのように手を振りかぶる、しかし足下の光りは全て杖に収束し終えていた。今だ!

      「っ…!…?…」

      やっぱりわかってなかったーーーー!!
      でも、青、青い光り集まってるから、たしかゲームだと、ゲームだと。

      「アイス…フロスト!?」

      完全なる疑問系である。もう目前に迫ったボルケノゴーレムを怖くて直視できず目をきつく閉じ振り下ろされるその衝撃をまった。

      …?

      ピキッっと凍った水たまりを踏んだような音がして、私はおそるおそる上を向いた。
      柱が…氷の柱が立っていた。そんな高くはないけれどもボルケノゴーレムを十分に飲み込んだその氷の柱は亀裂が走り甲高く割れる音と共に短い造形を終えた。

      そして、ボルケノゴーレムは…

      ゴゴゴゴゴゴゴとなんか変な音を立てながらわりと元気に動いて…きたーーーーー!

      今度は間をすり抜け上に逃げた、めっちゃ逃げたでも要領はなんとなくわかったし、どうやら魔法も使えるっぽい!
      もう一度さっきの感じを思い出して杖を走りながら振ってみる…が、疲れるが光りがたまっていかない。そういやゲームの中でも足をとめてクルクル回してたっけか。
      後ろを振り返りゴーレムとの位置を確認すると結構離れてきている。間に合うか?
      足を止めてさっきの要領でクルクル杖をふる。足下に集まる青い光り。めっちゃ綺麗!誰か写メ撮って欲しい。

      心に余裕も出てきたところで視界にゴーレムが入ってくる今度はまっすぐ相手目がけて杖を振りかざす。

      「アイスフロスト!」

      魔法少女の四文字が頭の中を駆けめぐったが。少女て。今年で22なのにっ
      それはさておき杖に収束した青い光りがまっすぐゴーレムに走り氷の柱が再びそそり立つ。
      そして砕け散った氷の柱の後に今度は立ち上がるゴーレムの姿はいなかった…

      「…勝ったー」

      なんだかくたくたになりながらひとりガッツポーズをしその場に座りこんだ。
      これがマジックポイント(MP)を使うということか…
      そういえばリュックの中に青い…アレが入っていた。回復薬。
      動画サイトでこんな感じのものを作っているのを見たこともあるけど「本物」は本当に青である。
      魔法も使えたとなると俄然興味がわいてきてしまう。だ、大丈夫だよね?

      せーのっ ……意外とラムネに近い味でイケた…!?

      なんかめちゃめちゃ元気でた!疲れぶっとんで今ならギリギリchopも一息で歌えそうだっ

      「よーしいっきに昇りきるぞ!」

      と、振り返ったところにはボルケノゴーレムの元が三個降ってきた。
      カタチがゴーレムになる前に私は一気に走り抜けて上を目指す。三匹とか!三匹とか無理無理!

      あがってる最中に上からふってくるゴーレムの元を見ないふりし、
      あがってもあがっても同じ様な螺旋階段に嫌気がさし、さっきまでの元気もそろそろ尽きそうなところで道が細くなってきた。螺旋ではなくまっすぐ上に向かう階段になり曲がったところで、なんでアーメイ?いつ抜かれたの?

      しかしそんなことはおかまいなしに相変わらずアーメイは元気に剣を抜いてこう言った。

      「よくあがってこれたら勇者候補生!ここが最後の試れ…」

      「アイスフロストー!!!」

      勢いよくアーメイがぶっとんで氷漬けになる。そして砕けた氷の中から出てきたアーメイは満面の笑みで親指をおったてていた。

      「ナイス勇者候補」

      もちろん鼻血はたれていた。


      つづく。と思うよ。

      天寺英太郎 * コンチェテキスト * 21:16 * comments(6) * trackbacks(0) * - -

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        コメント

        ひぃひぃ。コレから書きますっ
        半分ぐらいしか書けてないのです。

        Lvあげが楽しくて楽しくて
        Comment by みつば @ 2010/01/20 11:06 PM
        毎日(仕事中に)チェックです^^
        自分のブログは遅々として進んでないですが・・・

        最近コンチェで見ないですね。
        (inせずに執筆中!?
        キリキリ書くデスヨ!!
        Comment by Ratis @ 2010/01/20 6:29 AM
        へぶっ
        執筆中です。ラテsが見ているとは意外っ
        Comment by みつば @ 2010/01/17 2:16 AM
        続きマダァー?
        Comment by Ratis @ 2010/01/16 10:04 PM
        んむんむ。もういっそINしないでコレだけ書いてるのです(ぅぅ
        Comment by みつば @ 2010/01/14 3:30 AM
        んむんむ、今回も素晴らしい出来ですよっ

        続きが気になるのですっ(酷
        Comment by LIB @ 2010/01/14 2:59 AM
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