<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< コンチェ的テキスト1(こんなハズじゃなかった) | main | コンチェ的てきすと5 >>

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    スポンサードリンク * - * * - * - * - -

    コンチェ的テキスト3(こんなハズじゃなかった

    0

      最後の試練とのたまったアーメイをあっさり倒すと満面の笑みで起きあがる彼をきっと実はドMなのだと思いこみつつ、彼から渡された下手すぎて困る手書きの地図を頼りに王様の元に向かっていた。

      冒頭述べている通りアーティスティックな地図ではまったく王の間なる場所はわからずさっきから回廊を抜けた先にあった城内をうろうろしているわけであるが…

      ゴーレムや刃物をもったおいさんに追いかけられていたさっきまで帰りたくてしかたがなかったものの、ゲームとは違いしっかりとした石でできたまさに西洋のお城と言った風情の大きな柱の立ち並ぶ廊下はなんだかウキウキしてくるものがあった。

      展開が展開だったとはいえ、スタート地点が家だったのだから携帯かカメラをもってくればよかった。それ以前に服もってくればよかった…

      ただあまりウキウキばかりもしてはいられないだいぶゲームとは全体の流れは一緒だが細かなところは要所要所違う。となれば王様に聞けばひょっとしたら帰れるかもしれない、が、ひょっとしたら…
      その先は怖いので一度考えるのをやめた。

      それからどれくらい経っただろう…というか何度同じ道を回ったのだろう。

      海外旅行気分でうろうろしたのもつかの間、だんだんと全ての柱が同じに見えてきて気が付けば本当に同じところをうろうろしているような気がした。なんなんだこの城はっ。だいたいなんで人が誰もいないんだっ

      なおもうろうろすること数十分、気が付けば何度目かの回廊の入口のところで音を上げて、アーメイでもいいから場所を聞こうと回廊への扉をあけたそこにボルケノゴーレムが立っていた。

      「ひ…」

      立っていたというよりもすでに腕を振り上げているような状態でもう魔法も何も間に合わない!私はギュッと目を閉じる。

      ズシーン…と少し遠くで重い音がした。

      おそるおそる目を開くと振り下ろされようとしたその手がボルケノゴーレムの遙か後方におっこちていた。

      「サイアロー!」

      聞き慣れない女性の声、目も眩む雷撃がゴーレムに突き刺さり重々しい音とともにゴーレムというカタチを形成した岩が崩れ落ちた。ああ、目が、目がちかちかする。

      「大丈夫ぅー?」

      先ほど雷撃を飛ばした女性は魔法と反比例したゆったり口調であった。
      一連のことに驚きすぎて声がでないかわりに私は首をカクカクと縦にふった。
      私とさほど背丈の変わらないその女性は、なんかもうこれでもかっていうくらい白系のクレリックな格好をされていた。

      「だ、大丈夫です。ありがとうございます」

      「うんうん。よかった。あたらなくって」

      彼女はニコニコと微笑みながら怖いことを言った。むしろ死ぬところであった。

      「ところでー、えーと、名前聞いていいかな」

      「あ、美佳です」

      「おー、ミカちゃん。も、召喚された子かな」

      も、ということは…?

      「ええと…」

      名前で呼ばれたから名前で返そうとしたが一緒に聞けばよかったわからず口がパクパクする。

      「あー、私は麻美。私も召喚されちゃった者だよ」

      ビッと親指を突き出す。マミさん。ええ、案外やる気なのかしら。
      そして、はっと思い出す。

      「あ、あの。元の世界に戻れるんですか?」

      「おー。しらない」

      ええー。

      「も、もどろうとか思ったことは…?」

      「そういえばなかったねぇ。ああ、そうかこれたから戻れるかもしれないのかぁ。考えたことなかった!」

      天然さんだっ。激しく天然さんだ!

      「それを聞きにこれから王様のところに向かおうと思ってるんですけど、王の間ってどこだかわかります?」

      「おおう、私もちょうど王様のとこ行くところだよっ」

      ラッキー!

      「かれこれお城に入ってから3時間ほどさまよってるけどね♪」

      じゃなかったっ

      歌うように言うがそれは全然「♪」のところじゃないよ。天然さんどころか不思議ちゃんなのかしら。

      「よく来るんだけどみんな同じ柱に見えてややこしいよねぇ」

      と辺りを見回すマミさん。

      「確かに…」

      最初は感動こそしたが土地勘もなにも全部同じに見えて来ている。
      さてさて困ったどうしたものか。

      「あれ…マミさん?」

      「おー、ひーくん」

      少し離れたところから聞こえたのはこれまた見たことのない男性だった。
      どうやらマミさんの知り合いのようだが。剣を背中に差し黒っぽい鎧に身を包んでいた、なにより白髪でロン毛である。

      今時ロン毛て。しかも白髪だ。やぁ、この世界では普通なのか…?アーメイもそういや白髪だったし。いやアレは単に年齢か…

      「まさか、まだ王様に会ってないわけじゃないよね?」

      私が色々考えを巡らせていると続けて彼はこういった。

      まあまさか「よく来る」お城で3時間もさまよっているとは思うまい。

      「ふふん。まさにその通りだよ!」

      むしろ誇らしげなマミさん。なんだこのポジティブさ。

      「この…」

      と、指を足下に向けるひーくんとやら。

      「赤いカーペットがまっすぐ王の間に繋がってるって教えたよね?」

      ええええ

      「そんなからくりがあったとは!?」

      「城に行くって言った時点で言ったしーーー!!」

      私より驚いてるマミさん。を見て驚くひーくん。
      そら驚くわ。一回聞いたら忘れないわ。

      「よーし、ミカちゃん!私についてくるのですっ」

      「マミさん。そっち試練の回廊だよ」

      一歩目から逆に向かうマミさん。
      果たして、私は元の世界に帰れるのだろうか。

      その前に王の間に着くのだろうか・・・

      つづく。


      予想を越えて長くなってきたのでぶった切り。も、もう寝るのです。

      天寺英太郎 * コンチェテキスト * 04:05 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

      スポンサーサイト

      0
        スポンサードリンク * - * 04:05 * - * - * - -

        コメント

        乙女ちゃん>
        うう、さすが優しきマイナスイオン。

        ヒトヅマーニ>
        こ、これは本には…




        べ、別に職場で洗濯し忘れて洗濯まちこいたりしてないんだからね。
        Comment by みつば @ 2010/01/29 1:39 AM
        3部目おつつでーす。
        なんだか本にして読みたくなる感じデスネ。

        そしてジゼsの気持ちがわかったのです…(遅
        Comment by LIB @ 2010/01/25 7:48 PM
        続きは楽しみですが、ちゃんと休んでくださいねー。
        Comment by ジゼル @ 2010/01/25 1:24 AM
        コメントする









        トラックバック

        このページの先頭へ