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    コンチェ的てきすと5

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      思いの外過酷であった。

      何かあったら連絡してねと、謎の黒い名刺を渡されマミさん達と別れファンブルグという街の中をうろうろしてみること小一時間。
      石畳の道に見たことのない様式の建物、綺麗な水が流れる川などなど異国風情溢れる街並みは正直気に入った。

      しかし、色々なことに気が付くのであった。
      ファンブルグニートになろうとちょっと前に決めた。が、確かにニートには容易くなれたものの、よく考えてみれば無一文である。みまごうことなくニートは無収入なのだ。むむむ、コレは盲点。

      ゲームでは生産にいそしんでいたがどうしよう、外に出て適当なところで草むしりしたら稲だったとかあるのだろうか…

      まったりと道ばたで座っているとゲームならば普通だが、生ものの通行人の皆様の目がイタイイタイ。そしてさきほどからほのかに香ってくる夕食のかおりがお腹の空きを猛烈に刺激する。
      うう、ひもじいよう。おかーーーさーーーん!

      ピボーーン

      「ひゃあぁ」

      いきなりポケットから珍妙な音がした。なんだろうとポケットをまさぐってみるとマミさんにもらった名刺がピッカンピッカン光っている裏を返してみると文字が浮かんでいるではないか。ナニコノハイテク。

      『どもどもマミですヨ。いまどこにいますか?私はどこにいますか?』

      しらないよっ
      そして使い方がわからないっ

      「おお、さっきはどうも」

      困ってオロオロしているとヒー君が声をかけてきた。

      「いえいえ、こちらこそ?」

      なにかお世話になった記憶もなくついつい疑問系に。あ、そうだKYだけれど名刺の使い方は知っているかもしれない。

      「あの、コレの使い方って知ってますか?」

      「おー、知ってるよ。」

      説明を聞いてみれば携帯メール感覚で使えそうだったので返してみることにした。

      『マミさんがどこにいるかわからないのです!そして私はどこにいるのですか?』

      送信。

      「・・・・・・」

      「・・・・・・」

      「・・・・・・あの?」

      しばらく名刺を眺めている私をヒー君が不思議そうに眺めている。

      「はい?」

      「その、なんだろう。やりとりにどんな意味が」

      「おおっ」

      確かに。使うことに必死で内容の重要性など遠く事欠いていた。
      イケナイイケナイ。

      「ヒー君!」

      「ひー…はい。なんでしょう」

      「ここはどこですか」

      「ファンブルグですが」

      「や、そういうおっきいくくりではなくて」

      「ああ、ファンブルグ東区の病院前って言えば通じると思うよ」

      察しがいいのか悪いのかイマイチわかりづらいがありがたい。
      場所を今度こそしっかり書いて送信。そして驚きの速さで返信がきてどうやらこちらに向かってくれているそうだ。

      それから数分

      「ミカちゃーーん」

      マミさんがめっさ遠くから走ってきた。しかも鼻水がたれておられる。おおう。
      到着してハァハァ荒い息を整えるマミさん。ゲフゲフ言い出した。大丈夫であろうか。

      「ミカちゃん、ミカちゃん。ご飯食べにいゴフっ」

      血ぃ吐いたーーーっ!

      「ままままままマミさん大丈夫ですかっ!?」

      「んむんむ、今日は調子いいよー」

      親指をおったってるマミさん。いやいや。どう見ても…

      「絶好調のときは血だまりできるものなぁ」

      と爽やかにヒー君。そっちは絶好調じゃないっ

      「それで何を食べたいのですか?寿司はこっちの魚類はグロいのでやめたほうがいいですよ。なんかこう、テラっとしててヌメッとしてて…」

      「わ、わかりました。でも私こっちきたばかりで無一文で…」

      というと顔を見合わせるふたり。

      「あれれ、王様いつも300Gぐらいくれたよね?」

      「んむんむ。僕も貰った記憶があるが…『あ。』

      途中でふたりの「あ」がハモる。なんだろう。

      『殴って逃げたからだね』

      おお、なるほど。
      うう、勢いだけで何かしてはいけない。

      「でも大丈夫!お金がなくても私が…」

      と財布を確認してヒー君に眼差しを向ける。

      「ヒー君はため込んでるから大丈夫!」

      「ええええ…」

      ヒー君お財布キャラとして大活躍なのだろうか。

      自信満々にマミさんが歩きだそうとした反対方向にヒー君が歩き出したのでそっちについていくとマミさんもとぼとぼついてきた。どうやらこっちで正解だったようだ。

      馬車を模したログハウス調のレストランは入口が高めにあり、中にはいると段になった高い位置と1F二カ所にカウンターがあり、大きなグランドピアノがある。この世界はいちいち作りが素敵だなぁ。

      入るなりヒゲの人が血相を変えて話しかけてきた。

      「き、君たち、冒険者か、少し手伝ってもらいたいことがあるのだが!」

      鬼気迫った表情である。
      ただごとではなさそうだが…

      「断る」

      即斬のヒー君。あ、あんまりだ…

      その後凹みこんでいる彼に食後に話しかけてあげることになった。
      基本は優しい人なのだろうか。まだまだ悩みどころである。

      つづく。

      天寺英太郎 * コンチェテキスト * 16:13 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

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        コメント

        決して仕事をサボってレスしてるとかそんなことは…!

        ひとづまーに>
        そんなに読んでも変化しないですヨっ
        もっとためになるもの見てください

        休止中(?)の人>
        携帯から見てヨっ
        Comment by みつば @ 2010/02/04 11:16 AM
        んむんむ。
        実習のときに冊子にして持って行って、毎晩読むですっ
        Comment by 休止中の人 @ 2010/02/02 5:09 PM
        んむんむ、読みすぎてその内暗唱できそうな感じなのでゴフッ

        ゲフゲフ・・・
        Comment by ひとづまーに @ 2010/02/02 12:27 PM
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