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    コンチェ的てけすと7

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      低く唸る熊3匹はがっつり私たち、というかもはや痙攣がやばそうなマミさんを見ている。

      置いて逃げようか。

      一瞬よぎった考えを振り払い、気持ちを据えなおす。
      熊である。2m級である。どう気持ちを据えなおしたところで引きこもりすぎて美白になった私に勝てる気は沸いてこない。どうしようか。
      そうだ死んだフリ!とも思ったが山道を歩いている田舎熊さんならいざ知らず、何を食って育つとこんなダンジョンというジャンルの場所で2m級になるかがわからない人を殺し慣れてそうな熊に死んだフリなどっ

      あ、人を殺し慣れたとか考えたら寒気がしてきた。

      よく考えてみれば道中マミさんやヒー君にあんだけ簡単に討伐された熊達である。
      魔法が使えるようになった私にもひょっとしたら、ひょっとしたら倒せるかもしれない!

      ここまでの思考時間はおよそ10秒。そんな決意を新たに熊を睨むと目があって目をそらす。

      無理っ

      決意ひとつでひとが変われたらニートなんてこの世にはびこるわけがないっ
      逃走を試みようとしたそのときマミさんと目があってしまった…ああ、逃げるわけに…

      「わあああああああ!!!!!」

      足元の床がいきなりなくなった、あの底の見えない落とし穴である。おち、落ちたら死ぬ死ぬ!!
      じたばた宙をかく手を力強く握りしめられる。ま、マミさん!

      「掴んではみたけど。無理★」

      笑顔である。そして一緒に落下。

      熊から逃げて転落死だなんて。なんてダイナミックな人生の終幕だろう。
      もうちょっと、素敵な死に方がよかった…な。

      衝撃が全身に走り。ワンバウンドして床を転がる。一瞬息ができなかった、が、思ったほど痛くない。
      なぜ?

      落下地点を見ると白髪が半分朱に染まったヒー君が。そりゃあもう大変なことになっていた。あ、マミさんもヒー君の上に…。うわぁ…

      「ひ、ヒー君大丈夫ですか?」

      大丈夫のはずはないのだがほぼ血だまりに沈みながらヒー君は親指を弱弱しく立ててみせた。

      「幸い…僕は…足フェチだから…な…!」

      脈絡はおろか意味もわからない。
      とどめを刺すべきか迷ったが、マミさんが魔法で治療ができると、私、マミさん、絶命寸前のヒー君の順で回復魔法をかけてくれた。
      順番から察するにそんなに仲良くはないのだろうか?それとも天然か。難しいところである。

      その後は順調に遭遇する熊さんがまるで紙切れのようにぶっとぶシーンを幾度となくリプレイ目の前でされ、そしてついに牢獄に監禁された変な赤いねずみのマスクをかぶった女性を助け出すことに成功した。

      「べ、別に助けてくれなくても自分ひとりでなんとかなるんだからね!」

      なんだこのツンデレ。
      と、思っている間にも礼も言わずさっさと逃げるように走り去っていく。ど、どうしたら?

      「よし、追うぞ」
      五秒後にヒー君が思いついたように言った。えええ。

      「こ、この広い中でいまさらどうやって…」

      「匂いをたどって。幸い僕は匂いフェチなのでな」

      変態をこえたファンタジスタだな。もう。

      「さすがヒー君!」

      や。マミさんそこは誉めるところでは…ああもういいやめんどくさい。

      かくして、ヒー君の鼻を頼りに私たちは赤いマスクをかぶったおそろしく目立つスパイを追うのであった。階段をあがってあがってマミさんの呼吸音がハァハァからピーピーに変わってきたことは聞いていないフリをして何階目かの階段を昇りきると絨毯の引かれたどこかの民家…にしては少し豪勢な感のある部屋に出た。
      まあ、地下室がダンジョンなぐらいだ一般家庭ではさすがにこちらの世界でもなかろう。

      さすがに、ひとのうちとあってはずかずかと見て回るわけには…、ああ、ヒー君がドアを蹴り開けて出て行ったーーー!

      マミさんは階段を昇りきった時点で倒れて動かない惨劇。ど、どうしよう。

      さっきと違って熊さんが周辺にいないのでとりあえずヒー君を追うことにすると、さっきのスパイがなんだかもわけがわからないぐらいでっかい二足歩行で斧をもってる牛みたいなのと対面していた。

      そのすぐ後ろにはヒー君が剣を抜いて立っているではないか、

      「これはどういう…?」

      「んむんむ、ようわからんが倒せば良さそうかと」

      適当だあああああ!

      そして自体は思わぬ展開に進むのであった。

      つづく。

      天寺英太郎 * コンチェテキスト * 00:46 * comments(3) * trackbacks(0) * - -

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        コメント

        乙女ちゃん>
        ファンタジスタです。
        魂が抜けても死なぬゲームデスヨ。

        ひとづまーに>
        活躍に対して爆笑。
        うんうん。疑問点ナド。
        Comment by みつばぬす @ 2010/02/19 6:52 PM
        んむむ、ひーくんが活躍してて今回も爆笑だったのです
        Comment by ひとづまーに @ 2010/02/15 12:45 AM
        ひーくんが生きていて、安心したのですっ
        そして、変態に磨きが・・・・w
        Comment by 乙女の人 @ 2010/02/14 1:40 AM
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